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サッカー部男子

2-0で勝利し、天皇杯予選決勝へ

2024-04-21

4月21日、アスパ五色メイングラウンドにて、2024年度第27回兵庫県サッカー選手権大会兼天皇杯兵庫県代表決定戦の準決勝が行われた。
2年ぶりとなる天皇杯本戦進出を目指す関学。昨年同様、社会人リーグ所属のFC BASARAとの1戦に臨んだ。しかし、立ち上がりから厳しい展開を迎える。まずは前半3分、自陣左サイドからのクロスを合わせられるが、ここは枠外に。立て続けに攻撃を受けるも、ここはGK平野(社4)が素早く反応し、しっかりとシュートをブロック。難を逃れた関学は同17分、FW小西春(法3)のパスに抜け出したMF村井(社2)がグラウンダーのシュートを放つも、サイドネットに。その1分後には、MF吉田有(商4)が高い位置でボールを奪いクロス。これに小西春が合わせるが、相手のブロックに遭った。ただ、その後は膠着(こうちゃく)した展開となり、お互いに決定機をつくることができず。スコアレスで試合を折り返した。迎えた後半は、前半と打って変わって激しい試合に。まずは同6分、相手に押し込まれる展開が続くが、GK平野が決死のファインセーブ。13分には、鋭いフリーキックが関学ゴールを襲うも、わずかに枠の外へ。そんな中、スコアが動いたのは同22分だった。相手GKのクリアボールをMF内田(経1)が拾うと、小西春へラストパスを出す。一度はシュートを防がれるも、こぼれ球をしっかりと押し込み先制に成功。これで小西春は、先日のリーグ戦に続く2試合連続ゴールを記録した。流れに乗った関学は、前からのディフェンスがうまくはまり、ゴール前でのチャンスが増える。そして迎えた32分のコーナーキック。内田が上げたニアへのボールに、DF稲田(商4)が勢いよく飛び込み、ネットを揺らす。この追加点には、チームもベンチも大盛り上がりを見せた。その後も攻め続ける関学は、DF山本楓(商4)が単独でカウンター。しっかりとシュートまで持ち込むが、相手DFが立ちはだかりゴールならず。しかし、最後まで緩めることなく攻めの姿勢を見せ続け、試合終了。天皇杯本戦進出に向け、甲南大との決勝戦に挑むことが決まった。

試合後のコメント
DF末次晃也主将(法4)「(試合を振り返って)相手が別のカテゴリーであり、このグラウンドにも苦手意識があった。難しいコンディションの中、少し固く試合に入ってしまったと思う。ただ、そこで失点をせず後半につなげることができたことは良かった。特に、後半は良い守備から攻撃に移れたので、ポジティブに捉えている。(クリーンシートについて)得点をさせないためのポジションをディフラインで意識していた。きょうのようなトーナメント戦では、0点に抑えることができれば勝てるので、非常に良かったと思う。(次戦に向けて)次戦の京都橘大は、今年1部に昇格してきたチームだが、ここ数試合を見ていても力がある。きょうの反省をもう一度突き詰めて、1週間しっかりと準備していきたい」

 

<写真・得点後、抱き合って喜ぶ稲田と宇田(理4)>

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