女子団体全日本インカレは早大に敗れ、１回戦敗退に終わった

　１１月１５日、ＡＬＳＯＫぐんまアリーナにて令和６年度秩父宮・秩父宮妃杯争奪第７５回全日本学生バドミントン選手権大会が行われた。

　女子団体の１回戦では、早大と対戦。第１シングルスの秋間（人３）は、一進一退の攻防を繰り広げる互角の戦いの中、終盤に勝ち越し２１－１７で先取する。しかし、２ゲーム目を相手に奪われてしまうと、迎えた３ゲーム目。序盤から突き放される展開となり、１０－２１で敗れてしまった。流れを取り戻したい関学は、第２シングルスに成田（経１）が出場。１ゲーム目を２１－１８で勝ち取るも、２ゲーム目は両者譲らぬ接戦に。最後は２５－２７で相手が粘り勝ちを収めた。勝負の３ゲーム目は２ゲーム目の敗戦が大きく、なかなかリズムに乗れないまま敗北。後がない関学は、第１ダブルスに三嶋（文４）・土井（人３）が登場した。序盤からテンポよく得点を重ねると、１、２ゲームともに圧倒した試合運びを見せてストレート勝ち。続く第２ダブルスには林（人２）・横井（社１）で挑んだ。１ゲーム目を２１－１９で勝利し、流れに乗ることができたが、２ゲーム目を２０－２２と僅差で落としてしまう。気持ちを切り替えて勝負の３ゲーム目に臨んだが、序盤から相手が主導権を握る展開に。点差を離される状態の中、終盤に粘りを見せるも、あと１歩及ばず。これにより、セットカウント１－３で早大に敗れ、１回戦敗退となった。悔しい結果に終わるものの、三嶋と土井は１２月の内閣総理大臣杯・文部科学大臣杯争奪令和６年度 第７８回全日本総合バドミントン選手権大会に挑む。

試合後のコメント

三嶋菜桜女子主将「（今大会を振り返って）個人としては、１ゲーム目は緊張していたが、２ゲーム目から切り替えてプレーすることができた。チームとしては、負けた試合は全てファイナルゲームで、流れさえあれば勝てた試合だったと思う。２月に早関戦があるので、そこでリベンジしてほしい。自分はけがで練習に参加し始めたのが１週間前。後輩たちに迷惑やプレッシャーをかけてしまったことが敗因になったかなと思う。（次世代に向けて）あまり大舞台を経験していない選手がいた中、きょうは良い試合をしてくれた。悔しいという気持ちだけで終わらず、今大会の敗北を春リーグや西日本インカレに生かしてほしい。（全日本総合への意気込み）初めて出場する大会で、緊張感は計り知れないと思う。ただ、自分にとって最後の試合になるので、楽しんでプレーしたい」

＜写真・勝利後、ハイタッチをする三嶋と土井＞