アイスホッケー部
東京国際大にPK戦の末、勝利を決めて決勝ラウンド進出!
2024-12-07
12月7日、AGFフィールドにて2024年度第73回全日本大学サッカー選手権大会プレーオフが行われた。
勝てば決勝ラウンド、負ければ強化ラウンドとなるプレーオフ。関東地区第5代表・東京国際大との1戦を迎えた。試合は立ち上がりから攻め込まれる展開となるも、何とか守り切る。前半7分には、自陣右サイドからのクロスを中の選手に合わせられるも、GK宮本(経3)がファインセーブを見せた。すると同10分、MF森雄(国4)が緩急をつけたファーストタッチで相手を剥がすと、MF篠原(商3)へ。中へパスを送るも、得点にはつながらず。続く同19分には、MF吉田有(商4)が右足を振り抜き、相手DFのディフレクションがゴールへ向かうが、好セーブで阻まれた。その後はハイプレスを掛けてくる中、自陣深くから落ち着いてビルドアップ。しかし、攻め込まれる時間が続くと、同36分に相手が決定機を迎える。自陣右サイドからの縦突破を許すと、クロスに相手FWがヘディングでシュート。際どいコースを狙うが、ここはわずかに枠の外へ逸れた。前半は相手のプレッシングとセットプレーでチャンスをつくられるものの、得点は許さず。0-0のスコアラスで試合を折り返した。迎えた後半、立ち上がりからうまく攻撃を組み立てる。同6分、DF古田東(商2)のロングボールにFW古田和(法2)が反応。単独で持ち込み、切り返しからシュートを放つも相手ブロックに遭う。同23分には、GK宮本がフリーキックをセーブし、篠原が自らフィニッシュまで完結。その後、コーナーキック(CK)でチャンスを得ると、MF内田(経1)のボールをニアでDF西谷(経3)が頭で逸らすがサイドネットに。前半と打って変わり関学に多くのチャンスが訪れるも、決め切ることができず。延長戦へと試合は進む。そして迎えた延長前半4分。相手のシュートが西谷の腕に当たり、ペナルティーキック(PK)を与える。また、西谷はこの日2枚目のイエローカードをもらい退場。残りの時間を数的不利で戦うこととなった。しかし、このPKをGK宮本が読み切り、チームを救うファインセーブ。関学が勢いをつけたかと思われたが、終了間際の同15+2分。相手がCKからヘディングで仕留め、痛恨の先制点を奪われた。もう攻めるしかない関学は、延長後半から縦に早いサッカーに戦術を変える。選手交代も行い、2トップにはFW小西春(法3)とFW鈴木(社3)を並べた。刻々と時間が経過する中、迎えた同13分。相手DFのバックパスを小西春が見逃さず、そのままダイレクトでネットを揺らした。10人で戦っていた中、終了間際での同点弾に会場は大盛り上がりに包まれる。そして、勝負の行方はPK戦に委ねられた。関学1人目・小西春は力強く左隅に決め切る。続く東京国際大1人目のキックを宮本が読み切り、枠外へ。完全に流れをつかむと、関学2人目・DF野中陸(経3)も逆をついてゴール。東京国際大2人目のキッカーに決められるも、関学3人目・MF徳弘(文4)はコースを読まれる中しっかりと決め切った。そして、東京国際大3人目のキックをGK宮本が完璧にキャッチ。決めれば勝利となる関学4人目のキッカーは鈴木に委ねられる。緊張感が高まる中、確実にゴール左隅へ決め4-1で勝利。見事決勝ラウンド進出を果たし、応援に来た7人の仲間たちと喜びを分かち合った。次戦は12月14日、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場にて大院大との決勝ラウンド初戦を迎える。なお、決勝ラウンドは大院大、明大、鹿屋体育大との4チームで戦うことが決まった。
試合後のコメント
末次晃也主将(法4)「(試合を振り返って)東京国際大はロングボールを使い、前線から厳しくプレッシングをしてくるチームで、自分たちの苦手とする相手。また、1発勝負に弱いという要素もあった中で「ここを乗り切れば大きく成長できる。チャンスだぞ」とミーティングで話していた。練習にもみんな良い表情で取り組めていたし、勝つイメージしか湧いていなかったと思う。その中で、春輝や流維ら後輩が活躍してくれて、強いチームの勝ち方ができたことが何よりも収穫。(PK戦について)今年は甲南大、龍大戦にPK戦で負けていて苦手意識はあった分、2週間ほど練習してきた。試合さながらの雰囲気で取り組めていたからこそ、きょうはみんな冷静に決めていたし、練習がすべて表れたと思う。改めて、流維に感謝したい。(決勝ラウンドに向けて)日本一を取るにあたり、予選は必ず突破しなければならないし、過密日程だから必ず総力戦になる。今回外れたメンバーも含めてもう1度全員で競争し、覚悟を決めて1週間準備していきたい」
<写真・勝利後、喜びを爆発させる選手たち>