ヨット部
全日本個人戦が開幕した
2024-09-06
9月6日、豊田自動織機海陽ヨットハーバーにて2024年度全日本学生ヨット個人選手権大会1日目が行われ4レースが実施された。
全日本個人戦が蒲郡にて開幕。きょうは8〜13ノットの風の中、予定より1レース(R)先倒しをして4Rが実施された。関学からは470級、スナイプ級ともに3艇ずつが出艇。470級では鶴本(社3)・伊藤(法4)組の活躍が光った。1Rは審問にて失格となるも各レースをシングルでまとめた結果、暫定16位。しかし、カットレースが成立すれば上位争いが可能となるスコアを残した。また、1R1上時点にて6位通過で好スタートを決めた木内(商2)・西垣(総4)組。上位に食い込むも、風が吹き上がる後半では苦戦し順位を落とした。松本(商3)・品川(法3)/三木(商2)組は途中、乗員交換しながら前を目指すも混戦から抜け出せない状態が続く。一方スナイプ級1Rではまさかの吉井(社4)・清水(総4)組がリコールしUFD。また、大堀(商4)・河野(人4)組、大久保(人3)・三浦(経1)組も苦しい状況に追い込まれた。だが大堀・河野組は2Rにて9着、4Rにて4着と確実な速さを見せる。暫定結果は8位に着いた。
暫定結果
470級
16位 鶴本・伊藤組 70点 DSQ56-5-4-5
32位 松本・品川/三木組 125点 22-24-41-38
21位 木内・西垣組 88点 13-15-30-30
スナイプ級
8位 大堀・河野組 52点 21-9-18-4
30位 吉井・清水組 121点 UFD56-24-27-14
19位 大久保・三浦組 94点 29-15-28-22
試合後のコメント
吉井陽哉主将(社4)「(自身の走りについて)1Rにてリコールしてしまい、個人戦ではカットレースの可能性があり巻き返せるが、インカレの団体戦では大失点となってしまう。全日本インカレに向けて反省したい。(きょうの風への対応)まだ海面に完璧に適応できているとは言えないと思う。(後半戦への意気込み)リスク管理を行い、シングルを継続して取りたい。またチームとして全員が前を走るために情報を共有する」
西垣翔平470級クラスリーダー(総4)「(自身の走りについて)ケース、トラブル、ペナルティーの英語なしで終われたことが良かった点。1、2Rはスタートで好スタートを切れて実力を出し切ることができた。しかし、3、4Rでは序盤に良い展開に持ち込めなかったので、全体的には可もなく不可もない結果になったと思う。(きょうの風への対応)西宮で良くある軽風では自信があったが、関東勢が強風域で速く、自分たちのアドバンテージとはならなかった。またスタートを失敗してしまうと、その後のコース展開の選択肢が減る。そこが難しかった。(後半戦への意気込み)15番以内を目指して、残りの4Rでシングルを続けて取れば良い結果につながる。スタートに失敗がないように頑張りたい」
大堀達也スナイプ級クラスリーダー(商4)「(自身の走りについて)メンタル的にも攻めたレースだった。この様な結果になったのは我慢が足りなかったからだと思う。リスクを取りすぎると、失敗した時は大きな失点につながるので反省したい。(きょうの風への対応)思ったより風が吹いてきて、自信のあるコンディションではなかった。あすは軽風予想なので強みを生かしたい。(スナイプ級チームの状況)全体的に入り方が悪かった。個人戦ではあるが、あすは風の情報を共有して、まとまりを持って行動したい。(後半戦への意気込み)スタート、メンタルの面でも攻める気持ちを持ちたい。風に対して素直に走れるようにする」
<写真・前を目指す関学の艇>