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サッカー部男子

決勝ラウンド第1節にて、大院大に1-2で敗北

2024-12-14

12月14日、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場にて2024年度第73回全日本大学サッカー選手権大会決勝ラウンド第1節が行われた。
ついに迎えた全日本インカレ決勝ラウンド。初戦となるきょうは、リーグ戦で連敗を喫した大院大と対戦した。まずは前半9分、高い位置でボールを奪うと、MF内田(経1)がファーストシュートを放つ。同16分には、FW古田和(法2)の落としをMF千葉(法4)がコントロールシュートで狙うも、枠の外に。ゴールにはつながらなかったが、幸先の良い立ち上がりを見せた。その後は均衡した試合展開となる中、同24分。自陣でスローインを与えると、1発で背後を取られる。意表を突かれる形から、そのままクロスをダイレクトで合わせられ、先制点を許してしまった。その3分後には、ゴール前で鋭いワンタッチシュートを打たれるが、GK宮本(経3)が驚異の反射神経で反応。簡単に追加点を許さなかった。しかし、ここからは関学が主導権を握って試合を進めると、同32分。オーバーラップをしたMF吉田有(商4)のクロスを古田和がゴール前で収める。後ろ向きからうまく反転し、ゴール左隅に流し込んだ。同点に追いつくと、その1分後。左サイドから古田和がバイタルエリアへと侵入し、最後は内田が相手GKの頭上を狙うが、ファインセーブに遭う。両チームチャンスをつくる戦いを見せ、1-1で前半終了。迎えた後半は、関学が主導権を握るも、なかなかフィニッシュまで持ち込めない時間が続いた。選手交代で攻撃の活性化を図る中、途中出場のMF棟近(人1)が積極的に仕掛ける。相手を1枚剥がし、鋭いパスを中に送るが、得点にはつながらなかった。しかし同22分、ビルドアップでのミスからチャンスをつくられるも、枠の外に。相手が勢いに乗る中、迎えた同29分のコーナーキック。ニアに走り込んだ選手にヘディングで逸らされると、ファーにポジションを取っていたフリーの選手に押し込まれ、勝ち越しを許した。攻めるしかない関学は、同42分。MF森雄(国4)が自ら中へ仕掛け、グラウンダーのシュートを放つが、ポストに弾かれる。こぼれ球がFW小西春(法3)の前に転がるも、うまくミートせず相手GKの正面に。決定機を仕留めることができず、1-2で試合終了のホイッスル。重要な初戦を落としてしまった。しかし、2日後の鹿体大戦に向け、選手たちは再び準備を始める。

試合後のコメント
ゲームキャプテンを務めた森雄大「(試合を振り返って)リーグ戦で負けてる相手ではあったが、苦手意識はなかった。自分たちのサッカーをやるだけだと話していた中、特徴は出せたし、悪い試合ではなかったと思う。ただ、2失点とも守備が軽かったと感じるし、前線も1点止まりだったことが敗因につながってしまった。(次節に向けて)連戦ということもあり、総力戦になる。しっかりと相手の分析を行い、勝つ準備をしていきたい。まだ予選通過の可能性がなくなったわけではないので、気持ちを切り替えて勝ち点3を奪いにいきたいと思う」

得点を決めた古田和之介「(試合を振り返って)初戦ということもあり、勝ち切りたかった。入りも悪くなく、ゴールまで迫る場面があった中で、1点しか取れなかったことが反省点。(自身のゴールについて)今シーズン苦しい思いをしていた中で、これまで取り組んできた成果がようやく結果に表れた。ただ、もっと得点を取らなければいけないし、チームの勝利につながらなければ意味がないと思う。プロも見据えているので、この舞台で活躍することをもっと意識していきたい。(次節に向けて)残り2勝が求められるので、自分が点を決めてチームを勝たせたいと思う。試合後は誰一人として下を向いていなかったし、もうやることをやるしかないので、もう1度しっかりと準備していきたい」

 

 

<写真・得点を決め、喜ぶ選手たち>

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