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サッカー部男子

決勝ラウンド第2節にて、鹿体大に1-0で勝利!

2024-12-16

12月16日、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場にて2024年度第73回全日本大学サッカー選手権大会決勝ラウンド第2節が行われた。
初戦で黒星を喫した関学は、鹿体大との第2節を迎えた。ここを落とせば、予選突破が厳しくなる大一番。前節のスタメンから7人を入れ替え、今節に臨んだ。試合は立ち上がりから関学優勢で進む。まずは前半17分、オーバーラップをしたDF山本楓(商2)のクロスにFW鈴木(社3)が合わせるも、枠の外に。同23分には、バイタルエリアでFW小西春(法3)が左足を振り抜くが、相手GKが正面でセーブ。また、前期リーグ最終節以来のスタメン出場となったMF先田(法1)が前線で起点となり、積極的に攻撃を仕掛ける。すると同29分、左サイドをうまく崩し、MF澤田(法2)が中へ鋭いボールを供給。これを小西春がフリーで押し込みネットを揺らしたが、オフサイドの判定に。着実にゴールへ近づくシーンを増やすと、試合終了間際の同45+3分。DF西谷(経3)の落としから、鈴木がダイレクトでクロスを上げる。これを先田がワントラップを入れ、後ろ向きからバイシクルシュート。これがゴール右隅へと決まり、待望の先制点を獲得した。良い時間に得点を決め、1点のリードを保ち前半終了。迎えた後半も、関学がボールを支配する時間が続いた。立ち上がりは相手陣地でプレーをする中、センターバックからの楔のパスや両サイドの推進力を生かし、チャンスメイク。試合を優位に進め、同17分に右サイドから決定機を生み出す。相手の背後を取った鈴木にMF吉田有(商4)が絶妙のロブパスを供給。マイナスのクロスを送り、これを先田がボレーシュートで合わせるも、枠を捉えることはできなかった。同34分には、左サイドから山本楓が股抜きで相手を剥がし、中に仕掛ける。こぼれ球をFW古田和(法2)が左足でゴールを狙うも、サイドネットに。チャンスはこの2本だけに留まったが、最後まで集中して試合を進める。高い位置でのボールポゼッションに加え、前線からのハイプレスで相手を圧倒した。終盤にはコーナーフラッグ付近で時間をうまく使い、相手にシュートを1本も打たせないままウノゼロで勝利。8時間の運転とヒッチハイクで応援に駆けつけた仲間4人とともに、全員で勝利の喜びを分かち合った。

試合後のコメント
DF末次晃也主将(法4)「(試合を振り返って)負けたら予選敗退が決まる中で、勝ちしかない状況だった。きょうはなかなかスタートで出場できていない選手がスタメンに起用されたが、みんな自信を持ち、全国の舞台でも堂々とプレーできていたと思う。すごくポジティブな収穫だし、総力戦でつかみ取った勝利だと感じた。(先田のゴールについて)颯成は同じ鳥栖ユースの選手で、全国でもちゃんと結果を残していた代なので、やっぱり何かやってくれるなとは思っていた。きょうもすごく調子良かったし、颯成が得点を取ってくれたのは素直にうれしい。(次節・明大戦に向けて)今年は関東リーグを無敗で優勝していて、誰が見ても強いチーム。ただ、自分たちは昨年の全日本インカレで苦い思いをした相手だし、みんな雪辱を果たしたい気持ちは心の底に秘めている。これが今まで以上のプレーを引き出してくれる要素にもなり得るし、 何よりこれに勝たなければ予選突破が決まらない。1発勝負に弱いと言われてきた中、東京国際大戦もきょうも勝ち、徐々に強くなってきている感覚はある。ここを勝ちに持っていけたら間違いなく日本一に向けて前進するし、チャンスでしかない。あす、しっかりとチームで良いトレーニングをして、明大戦に臨みたいと思う」

 

 

<写真・勝利後、写真撮影に応じる選手と応援の部員たち>

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