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ヨット部

Aチームが総合優勝を果たした!

2025-05-04

 5月4日、新西宮ヨットハーバーにて2025年度関西学生ヨット春季選手権大会最終日が行われた。

 きのうと打って変わり、15ノットの強風の中行われた春新最終日。第4レース(R)から再開し、きょうは各級2R、きのうと合計して5Rを実施したことでカットレースが成立した。

 470級ではグループAの艇がそれぞれの最低順位を下回ることなく、上位を走り続ける。特に鶴本(社4)横溝(法2)組は全レースをシングルに納め、学生では圧倒的な成績を残した。またきょうはグループCの1艇が出場を取りやめた為、この結果グループAが1位となり、グループCが2位。なおグループCはメンバーにOBを含む為最終的な順位には含まれない。グループBもきのうの最低順位を下回ることなく得点をまとめる。中でも中田(社1)三木(商3)組は強風を味方に順位を上昇。しかし、最終的な順位はきのうと変わらず、6位となった。

 スナイプ級はグループBの3艇が上位に入り続け、後続を突き放す。特に安東(国4)・小林(商1)組は全レースにてシングルを納め、クラス優勝に大きく貢献した。一方Aチームは大久保(人4)・久保田(教3)組の活躍が光る。自慢のボートスピードで第4Rにて2着、第5Rにて1着。残る2艇も健闘するがAチームの勢いを崩せず最終結果は2位に。また、この結果総合成績では関学Aチームが優勝を飾った。

 次戦は10日、同会場にて2025年度関関同立戦1日目が行われる。

最終結果

総合

1位 関学グループA 199点

2位 関大グループA 354点

3位 大広大グループA 441点

470級

1位 関学グループA 83点

2位 関学グループC※ 109点

3位 大広大グループA 195点

4位 関大グループA 226点

5位 広大グループA 234点

6位 関学グループB※ 252点

※オープン参加のため最終的な順位には含まれず。

スナイプ級

1位 関学グループB 83点

2位 関学グループA 116点

3位 関大グループA 128点

4位 神大グループA※ 214点

5位 大広大グループA 246点

6位 阪大グループA 252点

※オープン参加のため最終的な順位には含まれず。

試合後のコメント

松本怜己主将(商4)「(今大会を終えて率直な気持ち)結果には決して満足していない。成績は残しても内容が褒められるものではなかった。全日本インカレを見据えて戦う中で、これからは再現性のある戦いをしていきたい。(チームで戦って良かった点)団体戦なのでチームとしてのプランニングを重視した。コミュニケーションを取ることで崩れにくくなる。もし個人で戦っていたらこの成績は出ていなかった。これからもチームとしての団結を意識していく。(関関同立戦に向けて)勝ちます。勝てない相手ではないし、挑戦者ではあるが決して恐れずに戦う」

鶴本優士470級クラスリーダー「(今大会を終えて率直な気持ち)悔しい気持ちが大きく、まだまだレベルが低いということを痛感させられた。3艇で団結して戦う中で3番艇の強化は欠かせず、どんな場面でも前を走れる様にしなければならない。また、無くせるミスを繰り返している為、上位を走れる状況にいても最終的には順位を落としているのが課題点。(チームに求められる改善はどの様なものか)自分たちの練習の中で求める質の向上が必要だ。今回それぞれのスコアを見ると監督・コーチ陣には負けていて、それは普段の練習では上の存在を意識しきれず、満足しているからだと思う。(関関同立戦に向けて)同志社ウィークを終えてから、勝つための準備を行なってきた。最後にできることは限られるが万全な状態で最善を尽くして優勝する」

大久保伍貴スナイプ級クラスリーダー「(今大会を終えて率直な気持ち)目標としていた関学A・Bでワンツーを取れたのは良かった。しかし、個人的にはクラスリーダーの自分がいるAが1位になれず、点差をつけられたことが悔しい。(感じたチームに必要な点)ボトムアップが求められている。下級生の艇もどんな条件でも前を走れるようにしなければならないと感じた。きょうよりも風が吹く場面もあるので、あたふたせずに強風を楽しめる様にならなければならない。(来週の関関同立に向けて)まだまだ足りない部分もあるが勝てる相手。自分たちの戦い方で勝つ」

<写真・総合優勝を決めた選手たち>

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