サッカー部男子
PK戦の末、敗れ本戦出場ならず
2024-05-12
5月12日、アスパ五色メイングラウンドにて、2024年度第27回兵庫県サッカー選手権大会兼天皇杯兵庫県代表決定戦の決勝が行われた。
2年ぶりの天皇杯本戦出場を目指す関学は、甲南大との兵庫県予選決勝を迎えた。雨が降りしきる中、キックオフの笛が鳴る。しかし、スコアは試合開始早々に動いた。コーナーキックを与えると、中のポジション争いで相手を倒してしまい、ペナルティーキック(PK)を献上。これをゴール中央に決められ先制点を許した。前半23分には、自陣でのビルドアップが捕まり、シュートを打たれるも、GK宮本(経3)が指先でサーブする。苦しい時間が続いたが、徐々にボールを支配し始めると同29分。MF村井(社2)のクロスをMF吉田有(商4)が折り返す。MF鈴木(社3)のヘディングにFW小西春(法3)が合わせるが、惜しくもポストをかすめた。続く同38分には、村井とのワンツーで抜け出したDF村上(商4)がドリブルで持ち込み、シュートを放つも枠外に。ゴールに迫る回数を増やすと、同44分。村上が相手に倒され、PKを獲得する。これを自らがキッカーを務めるものの、相手GKのセーブに遭った。このまま試合を折り返すかと思われたが、前半終了間際。裏に抜け出した村井が相手GKを交わして、無人のゴールへと流し込んだ。試合を振り出しに戻し、迎えた後半戦。立ち上がりから村井がゴール前へと迫るが、相手DFが何とかブロックする。その後は、試合が落ち着き両チーム決定機をつくることができず。関学はセットプレーからチャンスをつくろうとするが、相手の粘り強い守備が立ちはだかった。着々と時計が進んでいく中、迎えた同37分。MF森雄(国4)がグラウンダーのクロスを上げると、小西春がこれを落ち着いて流し込み勝ち越しに成功する。本日も得点を決め、5試合連続となるゴールを記録した。このまま終わりたかった関学だが、直後の同39分。自陣左サイドからのクロスボールがそのままゴールへと向かい、GK宮本も掻き出すことができず。同点に追いつかれ、試合は延長戦へと進んだ。延長前半7分には、森雄がこぼれ球をダイレクトでシュート。これを鈴木が頭で軌道を変えるも、相手GKが抑えた。延長後半には、村上が鋭いシュートを放つが、これも好セーブに遭い、決めることができず。決着は、PK戦で決まることに。緊張感が走る中、FW古田和(法3)とMF千葉(法4)がしっかりと決める。そして、GK宮本が3人目のキッカーをセーブ。しかし、関学も止められてしまい、サドンデスへ。両チーム順調に成功させる中、9人目まで続くと関学が先に失敗。最後は相手に決められてしまい、無念の敗北を喫した。
試合後のコメント
MF森雄大副主将「(試合を振り返って)比較的自分たちがボールを支配できたし、やりたいこともできたので内容は悪くなかった。ただ、もっと得点を取ることはできたし、失点場面も甘さが出たと思う。(PK戦について)もちろん練習はしていた。それぞれが思いっきり蹴ろうと話していたが、相手のキーパーがうまかったと思う。(次戦に向けて)また中3日でリーグ戦を迎える。天皇杯を逃してネガティブになりがちだが、自分たちの目標はあくまで日本一。甲南大、関大と続いていくので、もう一度全員で気持ちをプラスにして臨みたい」
<写真・PKを止め、雄叫びを上げる宮本>